全国ネイチャーゲーム研究大会from 神奈川開催

6/5(土)・6(日)の2日間で、全国ネイチャーゲーム研究大会from 神奈川が開催されました。

 大会運営委員長 土屋勝氏

「第31回全国ネイチャーゲーム研究大会from神奈川」が、2021年6月5日(土)~6日(日)の2日間で開催されました。この大会の運営委員長は、神奈川県レクリエーション協会理事の土屋 勝氏。以下土屋委員長からの報告です。

 開催の準備は3年前からしていましたが、新型コロナウイルスの影響で、当初は「三浦YMCA」(旧県三浦ふれあいの村)で行う予定も、急遽初めての試みとしてオンラインでの実施となりました。結果は、全国からの参加者が視聴のみの方を含めて260名、アメリカやスイスからの参加者もあるなど、予想を超えての広がりを見せました。

 神奈川大会のテーマは「出会う・ふれあう・学びあう いいじゃん神奈川 ~みんなで創ろう、新しいカタチの全国研究大会~」です。

 ネイチャーゲーム創設者のジョセフ・コーネル氏とゲスト・スピーカーのグッレグ・トレイマー氏の二つの講演からスタートしました。コーネル氏は、出筆中の「手法としてのフローラーニング」をもとに話され、「如何にしたら深い自然体験が出来るか、そしてその体験により、その人自身が内側から変化してゆく姿」などを、熱く語られました。また、グレッグ氏は「自然からのインスピレーションで、美しさに満たされている時に、生き生きとして創造性が溢れ出る」などを語られました。

 全体的には、SDGsを意識したコンセプトをもとに構成されていました。

オンラインだからと言って、一方通行ではなく、いろいろな試みがなされました。地域実践でも活用できる内容の試みとして、6つあるワークショップのうち、「海」・「山」・「川」・「街」のテーマで4つの教室を使用したり、「子どもたちはキラキラした感性をもっている。周りに伝える術を知らないだけで、ちょっとだけ手助けをしたら、その感性はもっと花開くでしょう」などと子ども達の感性を引き出し、伝える事が出来るような教室が設定されたり、更に夜には、「好きな話題で話し合う」カフェタイムも4部屋が用意されたりしました。 

 今大会での経験は、今後、県レクの活動にも応用できる手法であることを実感しています。今回ZOOMの練習会を一から始めるなど、苦労はしましたがそれ以上に学ぶ事が多かった大会でした。

 来年は2022年第32回大会、対面で開催できることを確認しつつ、開催県の徳島県にバトンタッチいたしました。

ZOOM会議の様子

**ネイチャーゲームとは**
1979年に米国のナチュラリスト、ジョセフ・コーネル氏により発表された活動です。見る、聞く、触れる、嗅ぐなど、私たち一人ひとりが持っている感覚を使って、自然を楽しみ、自然と仲良くなるプログラムです。ネイチャーゲームを体験することでいのちを、大切にする心が育まれます。                      

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