第一回わかな会セミナー開催しました。

グループワークトレーニング、テーマは「コミュニケーション&コンセンサスを学ぶ」です。

6月12日(日)県立スポーツ会館にて、若手のレク生を対象にしたグループワークトレーニングセミナー『コミュニケーション&コンセンサスについて学ぶ』を開催しました。

講師は日本グループワークトレーニング協会理事、上級グループワークトレーニングアドバイザーである熊崎尚登氏です。

サポートするメンバーを除くと20代・30代のまだまだレクの経験は少ない方達、初めて顔を合わせるという方がほとんどということでオープニングは風船を使ったバルーンアートにみんなで挑戦しました。慣れない手つきで始めた方も講師に積極的に指導を受けみるみるうちに上達していきます。大いに盛り上がり、こんな作品を短時間で作成できるようにまでなりました。

引き続き、16枚のカードを並び替えて文章を作るゲームに進むころにはメンバー同士で活発な意見が飛びかいます。見事なチームワークです。

そしてコミュニケーションを図るうえで重要なことは何か?を学ぶプログラムとしてお絵描きのゲームです。「は~い、右上から斜めに線を引いてください」次に「星を描いてください」「家を描いて・・」「木を描いて・・」「三日月を描いて・・」「地平線・・」、極めつけは「がんを描いてください!」

はてさて、どんな絵になったのでしょう?先生が支持する以外に生徒間での会話厳禁!質問一切受け付けない!のルールで作成された絵をみんなで見て回りますが、見事にバラバラに描かれていました。「がん」の指示については、「雁」ととらえた人、「癌」とらえた人、「岩」や「銃のガン」を描いた人などいろいろでした。

「コミュニケーションをとることに必要なことは何でしょう?」先生からの質問にみんなで話し合って発表していくというスタイルでセミナーは進行していきました。

最後は『なぞの宝島』というゲーム。みんなに配られたカードに書いてある情報にもとづいて宝のありかを推定し、そこまでの道順を示す、というものです。

ここに至って、チームワークの実践が試されることとなります。各自がランダムに読み上げるカードの内容ではさっぱり要領を得ません。そんな中である人がリーダーみたいになって情報を整理し、推理を組みたてていく流れとなり、みごとに宝の場所発見となっていきました。

最後に先生からのまとめとして、リーダー像の話がありました。


それは従来の「上意下達的なリーダー」から「サーバントリーダー」へと時代の流れが変わってきていること。
サーバントリーダーに必要とされる要件は、
L:leader~聴く
E:explain~説明する
A:assist~助ける
D:dialogue~対話する
R:responsibility~責任をとる
であり、

そして部下を育てる報連相とは
お:怒らない
ひ:否定しない
た:助ける
し:支持する
を実践することであると結ばれました。

参加された方たちからコメントをいただきました。
「バルーンアートが楽しかった。実際に活動してみることでわかることがあり、将来実践するときに役立つであろう知識や体験を得られた。」
「色々お話を聞くことができたし、いくつかのゲームにも参加し体験することができて良かった。」
「時間を共に過ごす人と楽しむだけでなく、人生においても大切なことを学ぶことができた。」
「今回初めて会った方とレクリエーションを通して交流することができ、様々なお話ができた。」
「コミュニケーションとコンセンサスということで改めて考えさせられました。初めて会う方とのコミュニケーション・ゲームなどを通して色々勉強させて頂きました。」
「楽しみながら活動できた。いつもは関わらない人と関わることができ、コミュニケーションがたくさんとれた。いろいろ為になるお話がきくことができた。」
など好意的な意見をいただきました。

また、
「今回のようなレクリエーションを通した年齢や性別、国関係なく交流できる講習会に期待。」
「講義を聞くだけでなく、今日のような実践を交えた講習会を期待します。」
「知識を入れた上で、いずれstepを踏んでから、実施する側にも挑戦したいです。」
と次への期待もおおきく膨らんだようでした。

熊崎先生ありがとうございました。


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