年頭にあたって_吉松会長より新年のあいさつ

~【Withコロナ時代】
運動・スポーツを通じて健康二次被害を防ぐ~

吉松 徹会長

 2019年末に世界で初めて新型コロナウイルスが確認されてから、2年が経過しようとしています。
1918〜20年に大流行したスペイン風邪(スペインインフルエンザ)以来の、『100年に一度』の大規模なパンデミック(世界的大流行)となりました。

 当初は、手洗いや咳エチケット」、「三密(密集、密接、密閉)」を避けるといった、人と人との接触を避ける対策が中心となり、長期の社会生活の行動制限や自粛生活が余儀なくされ、人と人とのつながりの希薄化など様々な社会的課題が浮き彫りになりました。

 例えば、神奈川県福祉部高齢福祉課では、高齢者の方々の運動不足や身体機能・認知機能の低下等が懸念されることから、認知症未病改善のため、自宅で取り組める健康づくりや、健康を維持するためポイントに関する次のような情報などをご紹介しています。
◆番組名「今だからこそ!自宅で楽しく健康づくり~認知症未病改善に取り組もう~」
タオルを使い、音楽に合わせて楽しく運動「のびのびもりもり タオル体操」
◆動画「運動による認知症未病改善を目指して~自宅でできるコグニサイズの紹介~」
 頭で考えるコグニション課題と身体を動かすエクササイズ課題を同時に行うことで、脳と身体の機能を効果的に向上させることが期待される。

 withコロナ時代の新しいライフスタイルの定着を見据えて、感染症対策をしっかり行った上で、テクノロジーを活用したテレワークやオンライン研修会インターネットによる動画配信など、コロナ禍における新しい取り組みの価値を活用し、高齢者の運動不足による健康二次被害の拡大を防ぐために、レク活動の再開を目指して安全・安心に運動・スポーツの実施への支援が必要となっています。

               神奈川県レクリエーション協会会長 吉松 徹

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